人間の感覚における情報は脳で統合します。

その中で「めまい」において重要なのが、バランスに関わる平衡感覚です。

平衡感覚に関する情報は、主に耳の奥の前庭（ぜんてい）という部分にある

三半規管が検出し、そこから脳に伝わります。

人間の脳は三半規管からの情報だけでなく、それ以外にも目からの視覚情

報、手・足・首などの筋肉や関節からの位置情報などを併せて自分の身体の

運動や姿勢の状態を正確に判断しています。しかし、そのうちのどこかに不

具合が起こり、そこから誤った情報が脳に伝えられた場合、ほかのところか

らくる情報とうまく一致しません。このような運動や姿勢に関する情報の不

一致があると、脳は自分の身体の運動や姿勢の状態がどうなっているのかわ

からなくなります。この時に「めまい」を自覚することになります。「めま

い」とは自分の身体の位置や運動を誤って感じた時に起こる症状です。

 

「めまい」には大きくわけて「回転性めまい」と「浮動性めまい」の２種類のタイプがあります。

 

「回転性めまい」

目の前や自分自身がぐるぐる回っているように感じるもので、平衡感覚を司

る三半規管や前庭の異常で起こります。主に耳が原因のタイプです。

 

「浮動性めまい」

ふらふらして真っすぐ歩けない・雲の上を歩いているような感覚がありま

す。主に脳に原因がある場合が多いとされています。このタイプのめまいは

脳卒中の可能性があるため、すぐに病院へ受診しましょう。

 

 

 

①Inbody（体組成計）の測定

めまいの症状がある方は、筋肉のバランスの不均衡さが悪影響を及ぼすこと

があるため、体組成計で正確に筋肉の左右のバランスを計測します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②問診

めまいが起こっている原因を根本的に究明し、その患者様に合わせた治療方

法の提案をさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

③治療

日常生活などで発生してしまっている姿勢不良を改善する骨格矯正を行いま

す。次にひでき式全身筋筋膜リリースで筋膜・筋・関節の動ける幅を広げ、

筋肉の緊張を緩和します。

めまいは単純に首や肩回りを治療するだけではよくなりません。平衡感覚を

支配する上位頚椎（第1、第2、第3頚椎）の中で耳を支配するのが第2頚椎

のため、めまいは上位頚椎も含めて整えることが必要です。そのためにも頚

椎を支える背骨や、その背骨を支える骨盤を調整することが大切です。

また神経の働き（力を出せる環境）を調節し、重力の負荷に耐えられる体に　

改善します。

 

 

 

 

 

 

 

 

④リハビリ

特殊電気治療器（立体動態波）で、めまいの原因の一つの姿勢不良を改善さ

せたり、姿勢不良によって弱くなった筋肉をトレーニングしていきます。

まためまいの原因である三半規管の機能を改善する運動をしていきます。

めまいを放置していても症状はなかなか改善しません。

ひどくなると転倒のリスクも上がってしまいます。

めまいのほとんどはきちんと治療をすれば改善することができる症状です。

長くめまいの症状に悩まれている方は一度ご相談下さい。

お電話でのご相談もお待ちしております。